ご無沙汰です。
喪中につき新年のご挨拶はございませんが、介護生活から解放され、8ヶ月凍結されていた新プロジェクトを再開しましたでございます。
【要求スペック】
・側車付き軽二輪登録
・巡航速度60km
・通勤モード往復100km
・サイクリングモード200kmオーバー
フレームの方は2019年の春に新しい取引先を開拓し発注、5月には納品されてたわけですが、介護的なアレと主事業の板挟みで何もできずにおりました。
っていうかこのフレーム、この数ヶ月でやたらと見かける(※海外サイトですが)ようになっちゃいましたね。
それこそリムの一本まで細かに指定してこさえたのに・・・もちろん積んでるモーターチョイスとかダメダメなんで同じなのはフレームだけですが、顧客の企画をこういう使い方しちゃうかな_| ̄|○ il||li
中国の工場なんで仕方の無いことなんですが、仁義的なところがちょっとアレです・・・。
とはいえ、フレームの品質は想定よりかなり良いです。
リカトラ乗りなら、この状態のフレームを触ってみただけでなかなか良いマシーンが組み上がるとわかっちゃうレベル。
っていうかそろそろ突っ込みたいでしょう?
何故にファット???
一番の理由はサスペンション付きで萌えるフレームが廃盤になってしまった事です。
ミニカー登録のTrike-eXのフレーム(Trike-X)が廃盤となり、後継のJC-26Xはおっさんの趣味に合わず・・・Catrikeの700はサス無しで60km/hとか罰ゲームだし、ICEのは繊細過ぎてこれまたこの速度域だと怖いかも・・・。
更に50km/k巡航のTrike-eXでも1kWかけるとリアタイヤがトラクションを失いがち、60km巡航となると2kWは見とかないといけないので、もう少し太めのタイヤでないと厳しそうという予想がありまして、そこでおっさん閃いちゃったわけです。
「FAT TIREならサスの代わりになるのでは?」
人力200Wの世界じゃ無いわけだし、サスペンションの駆動ロスが無くなる分で転がり抵抗的なアレくらいは相殺できるのではと・・・。
そこからはもう妄想ダダ漏れでした。
3kWのモーターで側車付き軽二輪登録(ミニカー登録と似たようなもんですが、ミニカーは今年から規制強化なのでやめる方向)。
軽二輪になっちゃうとスパイクタイヤ履けないけど、ファットタイヤなら自動車用のチェーンが履けそうだし、パンク耐性も劇的にあがりますです。
久々の投稿なんで文章かなり散漫ですが、そもそも何故に巡航60km/hを目指すのか?
やはり50km/hだと、下手なドライバーさんに遭遇すると並ばれちゃうんです。
それで4万キロ走ってきたので実用性は充分、っていうかロードと比べたら余裕すぎなんですが、やはりストレスはストレス。
それが60km/h巡航なら誰にも文句は言われないわけで・・・ただし、その領域で公道走れるものとなると『単に10km/h上乗せ』レベルの変化ではありません。
必要エネルギーが倍になるってことは負荷も倍。
二輪のように荷重コントロールできる乗り物でも無いですから、自分専用なら余裕でも、販売前提となるとなかなかに壁は厚し。
完全に『それでも欲しい!』方向けの価格帯で行くことになります。
まぁおっさん自身はそこに開発費のっても『ぜってー欲しいっ!』から作るわけなんですが( ̄ー ̄)ニヤリ。
と、いうわけで、場合によってはこのモデルは販売しないおっさん専用機になる可能性も無いとはいえない・・・。
ちな、これが完成したらPerformerフレームのサスあり完成車後継機種もやります。こちらもモーターデカイのにかえて側車付き軽二輪登録ですが、5~700W巡航用のマシーンになります。
これはTrike-eXからのノウハウをそのまま規制回避で登録変更な流れなのでさっくり仕上がる予感。
なお、今年からはDIYキットの提供は完全停止とさせて頂きます。
これまでの実績で早い方だと三週間、少しハマると二年もかかってしまう為、サポートコストが厳しすぎて、完成車価格で提供しても赤字になってしまうとの結論に至りました。
なにぶん、本業あってこそ可能な道楽事業ですので、ご理解いただけると助かります。
と、いうわけで去年はぜんぜん走れずにまたぶくぶく太った老体を解き放ち、今年は新車でヒャッハーしたいと思います!