ミニカー登録申請の手引き

青ナンバーげっと

えー、そんなわけで、苦節3年(主に免許取得に時間取られた…)、遂にリカトラにナンバーがつきますた( ̄^ ̄ゞ

おめでとうございます。いやいやありがとうございます。

で、実際のところ申請はどんなだったかというと、ちょー余裕。
事前に色々リサーチしていたわけですが、それでも行ってみるまでは何があるかわからない的な書き方が多く、とりわけ完全自作した場合にどうしたらいいかなんていう情報は見当たらず、メンタルなハードルはなかなか高めの設定でした。

と、いう事で、終わってみれば『勿体ぶりやがって、こんだけの事だったんじゃんよ!?』というミニカー登録申請の手引き的なアレをまとめておきます。

まず大前提として、ミニカーとは何か?
端的に言えば『止まれば原チャリ、走れば普通自動車』という、原付きと軽自動車の中間にあたる規格です。
えぇ、略称では無く正式名称が『ミニカー』なんです。
なので運転には普通免許が必要ですが、車庫証明や車検は不要で、税金も最近一挙に高くなったとはいえ3千7百えんくらい。
ヘルメットの着用義務は無いですが、高速道路には乗れません。
あとの細かな所は適当に。

登録に用意した書類の全て

で、これが用意した書類の全てです。

1.主要諸元書
2.販売・譲渡証明書
3.石刷り

まず、1の主要諸元書にはミニカーの定義に関わる全長・全幅・軸距にモーターの定格なんかを載せておけばOK。おっさんは更に「保安装置ちゃんとつけてるよ〜」アピールの為に燈火類について装備数とか書いときました。
んで2の販売・譲渡証明書は「どこそこの会社が誰に売っただよ」がハンコ付きで証明されてればOKなんですが、スペースが余ったので車両の写真3方向もここに載せちゃいました。
3の『石刷り』とは、無くてもいい地域もあるみたいですが、無駄に突っ込みドコロを用意する必要も無いので、車体に刻印された車体番号に紙をあてて鉛筆でガリガリこすって写しとります。

これでおしまい。
そして提出先は陸運局じゃなく市役所なのでハードルめっちゃ低め。

んで完全自作だと販売・譲渡証明書が用意出来ないという罠があるんですが、その場合「製作要綱」とか適当な名称で一枚書類を用意して、中身は「どこそこのフレームになになにのパーツを〜」みたいに採用パーツ群と購入先でも記載してそれらしい体裁を整え、やる気があったら各パーツのレシートのコピー群でも添付すれば良いんで無いかと。
この『販売・譲渡証明書』が必要な理由は恐らく「盗んだバイクにナンバーつけて走りだしちゃった、テヘッ」とかなるとお役所も責任問題なので「そこんとこ夜露死苦!」といった話で、そこだけクリアに出来る準備してけばいいんでしょうな。

勿論ウチでビルドオーダーされた場合にはこの三枚もこちらで用意させて貰うので、ハンコ持って市役所に出しに行くだけですね。
因みにおっさんは(株)Xich-lo-ismから自分に譲渡した体裁の書類を使いました。

市役所で書く書類

はい、お次は市役所。

「ミニカーのナンバー貰いたいんですが」と尋ねると
「はへっ???」
っと、受付のオネイサンが硬直するのですかさず「あ、原付きバイクとかと同じ部署です」と補足を付け足して、担当カウンターを教えて貰いまそ。
ここは様式美なので最初から「原付きバイクのナンバー」とか端折ってしまってはいけません。

はい、んでカウンターで用件を伝えるとこの用紙が出てきます。
管轄地方自治体ごとで多少違うんですが、基本的に内容は一緒なので安心して下さいませ。
ハンコ持ってかないと取りに帰る事になるので忘れずに。

ウチでオーダーされた場合はもはや悩む要素無いですね。
販売・譲渡証明の項目は別紙で提出しているのでスルーでOKです。

完全自作の方は『申告の理由』を「その他(自主製造)」にすると良いんじゃ無いでしょうか。
型式認定は大量生産の場合必須ですが、ニッチなリカンベント市場の更に少数派のトライクで、トドメにモーター積んでミニカー化とか、余裕で必要ないんで無視でいいです。

これでナンバー取得手続きは完了です。
自治体によって違うところもあるらしいですが、青くて小さなナンバーが一枚と、車体に取り付けるためのボルト・ナットが渡されます。


んでオマケ。
自賠責保険。
加入しないで乗ると違法なので必ず加入しましょうね。
「ミニカー」という区分けは無いようで、原付きバイクとして登録するようです。
因みに任意保険も原付バイク扱いとのこと。

コンビニで加入できますが、セブンのネット予約が便利。
ナンバーなどの必要事項を入力しておけば、コンビニでチマチマやる必要が無くてちょースムース。

以上で終わりっす。

こういう申請ごとに限らず、実際に道路に出るとマイナーな乗り物なので「はい、そこのオートバイ、ヘルメットどうしたのぉ〜?」とかお巡りさんに不当制止される事もあるかと思います。
そんな時も無駄にイキらず「妙なもん乗ってるせいで勘違いさせちゃってごみんよ〜」のココロで説明してあげる事が肝要かと。
とりあえずスンゴイ笑顔で自転車談義始めるとたいていのお巡りさんは「うぁ〜、面倒なの捕まえちゃったよ〜><)。」的な感じでそそくさと開放してくれます。