お客様レビュー その1

今日は趣向を変えて、お客様から頂いたお便りを2通ほどご紹介。

最初は北海道のT様。

「自動車やオートバイの乗り入れが出来ない山奥の渓谷に釣りに行く為」という事で、所有されているMTBを送って頂き、弊社で電動化して返送というコース。

モーターは勿論BafangのBBS-02に、52VのLiMnを20Ahカスタムビルドで搭載しています。
登山仕様という事でチェーンリングは44Tをチョイスされ、バッテリー周りも一本千円オーバーの防水コネクタを使用しちゃいました。

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こんにちはTです。
納車から4週間、楽しい電動MTB生活をおくっております。

念願だった、片道30キロのダートを走ってのフライフィッシングを敢行して参りました。
友人の250W36V8AhのハブモーターMTBと一緒に激しいアップダウンのダートを走破しました。

これだけ長いダートを走るのは初めての経験だったので楽しい冒険でした。
グイグイ登ってくれるし、ダウンヒルはMTBの特性を活かした走りが出来て最高でした。
往路で体力を使ってしまうと釣りが楽しくなくなるので相性抜群の乗り物です!

おかげさまで雄大で荘厳な渓相のなか釣りが出来ました。
最高です。

復路は友人のMTBがあと20キロの地点でバッテリー切れ!
ボクが先行して長い登り坂はもどり、予め用意してあったロープで牽引。

あの重たいバイクと人間をアシスト4で時速9〜10キロで登坂しました。スゴイ!

この釣行でわかったのは、先ずケツが痛い、サドル変えました。
MTBの基本性能がイマイチ、フロントフォーク変えたい
最初に付けてたホイールに2.4インチのブロックタイヤを履きましたが、2.2くらいで充分そう
逆にハードテールの方がいいかもしれない、頑丈なキャリアを付けられるので2人乗りが出来る。これ重要
ダウンヒルの場所も多かったのでディスクブレーキの効きが最後の方で弱くなった、要増締め。
ダウンヒルでは業者のハイエースを煽れるくらいの走破性があります。
モーターは全然出力に問題無し往路はアシスト3、
バッテリーに関しては往復しても残り50V、まだ走れますね。

ボクは小さな美容室をやってるんですが、ビルの9Fなのでフロントアップしてエレベーターにのせて店内に駐輪しています。
お客様は皆興味しんしんで、電アシチャリ欲しい人が増殖しております。
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登りで牽引とは、おっさんも想定外でした。
しかも本格的なトレイルですから、凄まじいですね。

道交法の適用外となるトレイルでの電動MTBは、海外でジワジワとムーブメントになりつつあります。
登りをモーターでスイスイ登れると、ロープウェイが設置されていない山でも輸送班無しでダウンヒル出来ちゃうんですね。
ちょっと二輪も欲しくなったかも。


お次は昨年末にリカトラを納入、ウハウハ満喫中のKご夫妻。

Scorpion(贅沢なリカンベント・トライク)を注文されたご主人と一緒に走るために、奥様用にはTrike-Xをご用命。
っていうか「一緒に走ってくれる奥さんとかズリーよ!∑( ̄[] ̄;)と、全国の自転車乗りが思った事でしょう。
えぇまぁ、おっさんも妬ましいです、ハイ。

Trike-Xは基本、半完成品をお客様が組み立てる方式。
ご主人は特にロードバイクのメンテナンスなどの経験も無かったわけですが、あっさり完成。
当初は折りたたんで屋内保管出来るTrike-Fをご所望だったのですが
「Xにした方が絶対いいから!」
というおっさんの猛攻で変更。

リカトラ・シェルター

必然的に屋外保管になってしまう為「虫が苦手なのでカバーが欲しい」という奥様のご要望にお答えすべく、雨と紫外線と蒸れからリカトラを護りつつ、虫は入ってこれないリカトラ・シェルターも製作しました。

トライクFは廃盤になっているものの、是非にという事であれば手配は出来ます。
でもXもモーター積まないならシートと後輪をサクッと外し、リアフォーク畳めば手間は変わらずサイズもさして違いないので、走行性能と快適さが段違いのXのが絶対おすすめ。

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昨日半日ほど行ってきました。実際に乗ってみての感想は、とにかく楽。
嫁曰く「楽すぎて普通の自転車もう乗れないかも」だそうですw
なんで皆乗らないのか不思議とも言ってましたが、値段、それぞれの道路事情や日本は坂が多い事、そもそも知らないからと言っておきました。
パニアもどきのバッグがついてるのがまだ私だけなので5キロの荷物積んでて坂がきつかったですがね。それでも乗り終わった後の疲労感がアップライトとはまるで別物で、走り続けられない理由が時間だけというのは本当に新鮮。
アップライトでは脚と肺に負担を分散しながら走りますがリカではほぼ脚のみで、肺の方に有り余る余裕が生まれた結果、おしゃべりし続けても苦しくならないという発見もありました。

値段のことに目をつむれば、レースに興味はなくツーリングやポタリングが好きでより遠くに楽に行きたいって需要は、ロードはもちろんランドナー等のアップライトよりトライクが吸い上げるべき物だと感じました。

昨日は山奥まで嫁と行ってきました。朝9時前に出発して20時くらいに帰ってきました。90km程度なんですが、川でちょっと遊んだり累積標高1300mと坂が多かったり気温が35度だったりで結構時間がかかりましたけどなんとか帰ってこれました。

Trikex用のパニアもどきを作ろうと安いバナナバッグを探してたんですがちょうど良いものが見つからず、結局普通の三角形の肩掛けバッグを改造しました。
肩掛け部分と腰回りに回すヒモは切り取って、そこに使われていたカチッと噛み合うよくあるプラのアレを縫い付けて魔改造を施しました。シートのパイプとシートカバーの裏側にかけて固定してます。どこにも干渉せず割となんでも入るので重宝してます。
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リカトラの極楽加減がとても良く感じられますねー。
オーダーされる方の殆どが関西〜九州、たまに北海道で極稀に東京という分布なため、おっさんの活動圏内にはおっさん一人でちょーさみしす。
もっとたくさん売って、年に一度くらいは東と西から500km走って首都圏ミーティング出来るようにしたいっ!

と、そんな感じでおっさん目線では無く、お客様目線のレビューを紹介させて頂きましたです。
おしまい。