待ちに待っただけあって下僕達の歓待ぶりも目を見張るものがる。
このモーターの何がそんなに大騒ぎなのかというと、な、な、な、なんとトルク・センサー内蔵なのでありまする( ̄^ ̄ゞ
一般的な(バラ売りのHUBモーター自体が既に一般的では無いけれど)モーターの、っていうかほぼ全ての入手可能なモーターは、そのアシスト機構にPASセンサーを外付けで採用している。
つまるところがペダルの回転速度に応じてスイッチON方式なのである。
軽いギアでクルクル回してもフルパワーになっちゃうし、重いギアをトルクフルに踏んでる時はあんまアシストしなかったり。
そんな中ある日ネットで一枚の仕様書を発見したのがまだ雪深い半年前。
なんとモーターの内部に“力矩传感器”なるものが埋め込まれているではありませんか???
果たしてコレは本当にToruque Sensorなのか?
すかさずメールで問い合わせするも、待てど暮らせど返事なし。
エージェントに頼んで電話してみてもらうと番号不通。
プロトタイプ初号機が完成した後も諦めきれずネットの海を漂流していたわけですが、遂に三ヶ月ほど前、モーターの刻印が別のブランドになった同じ仕様書を発見、しかもそこは大手通販サイト、さっそくポチったわけですが、待てど暮らせど再び音沙汰なし。
それでもめげずに製造元を探し当て、今度はinfo宛に直メールを週一で発射し続けるも更に無視。
更に更にその工場の電話番号を調べあげて再再再電話!
遂にファイナリーようやっと製造者と連絡を取ることが出来たわけです。
中華特有の意味不明な所はあるものの、テクニカルな質問にもそこそこ及第点の回答が寄せられ、いよいよ持ってお買い上げと相成ったわけでござーます。
んでもって現行の36Vシステムをやめて、次は48Vシステムを構築すべく20Ah/10kgのLiFePO4を2本発注。
490mm × 160mm × 80mm の発注に対して
425mm × 190mm × 80mm の実寸納入なので概ね良しとしましょう。
っていうかコレ2本搭載で連続航続が少なくとも200kmに到達する計算なんですが、相当気合の入ったステーを作らないと今のトライクにはとても積めない。
実際に手にしてみて、20Ah/10kgが、旅先なんかで取り外して充電できるとこまで運べる現実的限界であることを確認したので、次回フレームはこいつに合わせて最初からバッテリー・スロット設ける計画。
対してこのトルクセンサー・モーターに対応した専用コンローラーのちっさい事ときたら・・・KU65を初めて見た時も想像以上にコンパクトで驚きましたが、今回は更に更にコンパクト。LCDなディスプレイは画面とボタンのセパレートタイプが一回の指示でちゃんと入ってます。
すばらすぃ!
工場の説明ではこのモーターは内部にスピードセンサーも持っているので、バックライト付きのLCDに速度とかアベレージとか表示できたりするらしいっす。
送料合わせると日本円で5万弱。
Q100のキットが送料込みで3万弱なので、やや高級品の部類ではありますが、KU-65だと焼き付いてトラブルの温床となるモーター<->コントローラ間のケーブルがシンプルな9芯一本仕様になっていたり、ファースト・インプレッション的にはかなり高得点。
我が下僕もすっかりお気に召したご様子。
Q100は安くてタフな良いモーターなわけですが、BMSの初期不良交換拒否を3連荘でくらってできることならあの会社とはお付き合いしたくない気持ちでいっぱいのおっさん、新モーターと新工場に期待は膨らむばかりです。
とりあえず今のリカトラにバッテリー積むとこ考え無いと試せないけど・・・と思ってたらなんか裏モードで24Vや36V対応も出来そうな記述がマニュアルに・・・どうしよう?