数日前帰宅すると、バッサリとやられていました。
えぇまぁ、おっさんの母上様の所業にござります(´Д⊂グスン
兎に角なんでも自分で仕切らないと気が済まない性格が園芸においても顕著に現れる母上様。
最初の頃に自分の伸ばしたい方向に枝も葉っぱもグルグル巻で誘引して大ダメージを与えたので
「強引に自分の思い通りにしようと思っちゃダメだよ」
と優しく諭したのですが、そこはまぁそれなりにお歳なのでなかなかに言うことを理解できません。
多分に今回もおっさんが時折ちょこちょこ切ってるのを見て、辛抱たまらなくなったのでしょう、ほぼすべての枝にハサミが入り、まだまだ熟成していない物まで、赤い実は一つを残して全て収穫。
修復再生しようにも葉っぱが無さ過ぎて光合成が追いつかない幹が枯れ始めてしまいました。背の届かなかったと思われる上の方にはまだ葉が残っているので、もう少し様子を見て、どうにも自己修復出来ないようならある程度切り捨てて、一度ダウンサイジングを図るしか無いかも知れません。
水耕栽培に興味を持ってまだ三年、他に園芸の経験は皆無でまだまだひよっこのおっさんですが、園芸と事業は似ているなと、ここ常々思うわけで。
何か新しい事を始めると、特に迷惑かけてるわけでもないのに「アンタはまたそんな妙な事をはじめて・・・」と訝しがられ、トマトの育って行きたい方向と、トマトに育って欲しい方向をすり合わせるべく、日々コツコツと手を入れていれば「アンタはよっぽど暇なんだねぇ」と嫌味を言われ、それこそ台風で幹が倒れでもすれば「ソレ見た事か」と嘲笑され、それでも美味しい実がなるようになると、今度は打って変わって「あーした方がいい、こーした方がいい」と、明後日なアドバイスを引っさげて、色んな人が手を加えようとしてくる。
ここでしっかりビジョンを守り抜かないと、トマトはこんな風に枯れてしまうのですね。
さてさてトマト様は再生を遂げてくれるでしょうか?