リカンベント用、対吹雪仕様ウェア開発(その1)

日々の労働が労働で労働なため、すっかり更新ご無沙汰ですが、この冬の間に発売まで漕ぎつけるべく、それなりにそれなりな感じで頑張っておいでです。

ほいでもって今日は選定中のウェア素材でちょっと面白いのを撮ってみました。

一枚目は耐久撥水+透湿防水+伸縮自在という魔法のような生地。

伸縮自在と防水は説明不要として、透湿が何故必要か?
どれだけ気温が低かろうと、ちょっと走れば500ccやそこらの汗は普通にかくのが人類のメカニズム。
防水に固執するあまり透湿を怠ったが最期、ペットボトル一本分の汗がいい感じに氷水と化してウェアの中は大惨事。
んでもって撥水が無いと、いかに透湿素材でも表面が水で覆われてしまい、湿気を逃がせなくなるわけです。
更にこの撥水が単純な後付加工だと洗濯数回で能力消失、糸の段階からしっかり撥水性能を持たせた耐久撥水も必須です。

※埋め込み動画の再生ができない方はコチラ

極薄軽量の高機能素材

手のひらが透けて見えそうなこの薄さで、防水耐圧も透湿能力ともにゴアテックス・クラスの神スペック!

水風船作ってボヨンボヨンできちゃいます。

二枚目はベースレイヤー想定で取り寄せてみたストレッチ・メッシュ。
吸汗性能にウェイトを置いているため防水こそ無いもののこんだけ見事な耐久撥水。

ボヨンボヨンすると流石にメッシュの穴から水出てきちゃいますが、水風船も作るだけなら全然余裕。

※埋め込み動画の再生ができない方はコチラ

基本に忠実に、ベース・ミドル・アウターの3レイヤーで構成するか、運動量を考え2レイヤーにまとめてしまうか、これはもう試作重ねて実地検証しか無いですのぅ。

っていうかやること多すぎで文章に集中できますん><)。